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あおり運転を考える 〜あおり運転を無くすために〜

ここ数年で頻繁に聞くことが増えた「あおり運転」
最近ではあおり運転に対する取り締まりや罰則が厳しくなったりと
社会問題になるほどの状況となりました。

なぜこんなにも煽り運転が大きな問題となってきたのか?
あおり運転はなぜ起きるのか?
そしてあおり運転を無くすにはどうすれば良いのか。

この問題はとても難しく、
あおり運転を される側/する側どちらにも言い分があると思います。

ただ

この問題は、あおる側に非があることは間違いありません。

しかし!

この問題に あおる側が全て悪いとは 言い切れないとも思います。

私はあおり運転をされたこともしたこともありません。
それはちょっとした意識をしているからこそ、そのような場面に出くわすことがないのだと思います。

あおり運転を無くすことは可能なはずです!

今回はあおり運転をされる側/する側の両方の立場になってこの記事を書いてみました。
皆さんに改めてこのあおり運転について考えていただき、この問題を良い方向へ変えていけるように、トラブルを少しでも減らしていきましょう!

Contents

いつからあおり運転が問題視されてきたのか

そもそもいつ頃からあおり運転が問題視されてきたのか覚えていますか。
それはあまりにも悲しい出来事でした。

2017年6月
神奈川県の東名高速道路において、無理やり車を停止させられた夫婦が後ろから来たトラックに追突され死亡し、また車に乗っていた子供も傷を負った事故をきっかけに問題となりました。

その後2018年に警視庁は取り締まりを強化する方針を打ち出しました。
その方針とは、
「累積点数に関係なく、即座免許取り消し。または最長180日間の免許停止の処分。」
などといった内容です。

このような出来事から、最近では常磐自動車道で起きた「あおり運転暴行事件」など、
連日ニュースでも多く取り上げられてきました。

これらの出来事があり、あおり運転が大きく問題視されることになりました。

あおり運転の問題点

ここではあおり運転を される側 / する側 それぞれの問題点をみていきます。

される側について

冒頭で、あおりをする側に非があることは間違いない と書きましたが、
される側にもあおられるような運転をしてトラブルの原因となっている
ということを認識しましょう。

大半のトラブルの原因となるのは
「追越車線での走行」です。

知らない人も多いようですが、高速道路の一番右側車線である
追越車線を走り続けることは「通行帯違反」として違反になるのです。

詳しい内容はここでは省略させていただきますが、
道路交通法第20条に
「自動車は原則左側の車線(片側3車線の場合:左車線または中央車線)を走ることが義務付けられている」
という内容が記載されているのです。

一番右側の追越車線はあくまで、
「やむを得ない場合や速度に応じて追越しをしなければならない時に一時的に通行するために準備されたもの」
となっているのです。

そのため基本的には走行車線(左側車線)を走りましょう。
前方の車を追越車線から追越したら、周囲の安全を確認し速やかに左の走行車線を走るようにしましょうね!

する側について

あおり運転をする側は、
重大な交通事故につながる悪質・危険な行為であることを認識しましょう。

あおりをする側で代表的な問題はやはり
車間距離を必要以上に詰めるあおりでしょう。
これは「車間距離不保持違反」という違反となります。

他にあおり運転で上がる問題としては、様々な違反があります。

またクラクションを鳴らすこともあるようですが、クラクションを鳴らすことは
警音器使用制限違反として違反行為になります。
クラクションは、
法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合や危険を防止するためやむを得ないとき以外は原則使用してはいけない こととなっています。

以上、簡単にですがあおり運転をされる側/する側の主な問題を挙げてみました。

これらを踏まえてあおり運転を無くすためにはどうすれば良いのでしょうか。

あおり運転を無くすためにできること

あおり運転を無くすためには、「あおられない運転をすること」
トラブルを無くすためにできることではないでしょうか。
私たちがトラブルを避ける運転をすればあおりの被害にあうこともなくなるはずです!

あおりをする側は警察に捕まりますので、
このブログを読んで頂いてるあなたはそのような恥ずかしい運転はしないでくださいね。

では、あおられない運転をすること として
私は3つのポイントを皆さんに意識して欲しいと思います!

追越車線を走り続けない

あおり運転をされる側の問題点として挙げていましたが、
高速道路では原則左側車線(片側3車線の場合:左車線または中央車線)を走行しましょう。
追越車線は一時的にだけ使用する という意識を持ってください。

後方確認・早めの合図

高速道路をはじめ一般道にも共通して言えることにもなりますが、
普段からこまめに後方確認を行いましょう。そして早めの合図を心がけてください。
後方から速い速度で接近する車に気づいたら、早めにウインカーを出して進路を譲る意思表示を行いましょう。

思いやり・譲り合い

皆さん一人一人の思いやりと譲り合いの運転が、
あおり運転を無くしていく上で大切になってくるポイントになるでしょう。
安全に停止できる速度と車間距離、急な割り込みや進路変更をしない、周囲や後続車に迷惑のかからない運転をする、といったことなどできることはたくさんあります。
思いやりや譲り合いの気持ちがあればあおる事もなく、
あおられる前に回避できる事もできます。

以上の3つのポイントを意識することで
「あおり運転」を無くすことに繋がってくるでしょう。

まとめ

2020年には「あおり運転」に対してさらなる厳罰化に向け、
道路交通法改正案が成立し施工される予定です。

決してあおり運転による悲惨な事故を起こさないように。
そして皆さんが被害者や加害者にならないことを祈ります。

あおり運転を無くすことは可能です!
私たち一人一人の意識と行動で無くせることはできるので、
思いやりと譲り合いの気持ちで余裕を持って運転してください!

あおり運転をなくすポイント

走行車線を走り続けない
後方確認と早めの合図
思いやりと譲り合い

改めて以上の3つのポイントを一人一人が意識して運転することで
あおり運転をされることもなく、無くすこともできるはずです!

私たちが意識すれば、必ずあおり運転は減り無くすことができます!
余裕を持って慌てず思いやりを持って、
どんな人にも優しい道路交通を作っていきましょう!

 

この記事が皆さんにとって素敵で快適なクルマライフの助けに慣れば幸いです!

ここまで読んで頂きありがとうございました!