ご覧いただきありがとうございます。
前回の記事引き続き今回の内容は日本国内で最も人気のモータースポーツについて、
第2弾その1をご紹介していきたいと思います。
この記事を読めば
日本で最も盛り上がっているツーリングカーのモータースポーツのカテゴリー「SUPER GT」を知る
2クラスが混走してレースをしている
という以上の2点がわかるでしょう。
モータースポーツにはフォーミュラーとツーリングカーの2カテゴリーで分かれると説明させて頂きました!
こちらに関しては過去の記事で簡単に記載していますので、過去の記事をご参考ください!!
今回は日本国内ツーリングカーカテゴリーから
『SUPER GT』 についてご紹介します!
では早速いってみましょう!
Contents
国内で最も人気のモータースポーツ
誰がなんと言おう。
日本国内モータースポーツで最も盛り上がっており一番の観客を集めるレースがこの
ツーリングカーカテゴリーでグランドツーリングカー(GTカー)でレースが行われる『SUPER GT』というレースだ。
https://twitter.com/SUPERGT_JP/status/1248506350805512196?s=20
近年自動車離れと自動車業界全体の落ち込みがあり、その影響はモータースポーツにも少なからず影響している。
世界トップカテゴリーで知名度もあるF1や世界最高峰のレースWECでも年々観客数が減り、課題となっているが、このSUPER GTでは日本国内で年々観客数が増加している。
2019年5月富士スピードウェイで開催されたレースでは土曜日の予選と日曜日の決勝、二日間を合わせて約9万人を超える観客動員数があったほどだ。
なぜこのSUPER GTがこれほどにも人気なのか。
それは、常に予測不可能な事態が発生し予想外なレース展開が起こることが、観客からも魅力的なレースとなっていることが要因であると私は思う。
実質、私自身もそのようなレース展開にハマり毎戦欠かさず観ている。
ではこのSUPER GTとはどういったものなのか。
ポイントとなる点を解説していきます。
SUPER GTについて
まずはSUPER GTがいつ始まったかですが、始まりは
1994年 全日本GT選手権(JGTC)という名称からスタートしたのが原点となります。
そして2005年から「日本国内に留まらず、広く海外にも舞台を広げよう」という理由から『SUPER GT』という名前に変わりました。
現在は全8戦
富士スピードウェイ、鈴鹿サーキット、ツインリンクもてぎ、岡山国際サーキット、スポーツランドSUGO、オートポリスの国内サーキットで6戦が行われます。
近年ではタイのブリーラム、さらに2020年はマレーシアのセパンでも開催される予定となり、ますます海外への展開が広がっています。
(2020年はスケジュールの変更があります。)
SUPER GTは冒頭でも書いたグランドツーリングカー(GTカー)いわゆる、
普段私達が街中で見かける市販車をレース用に改造して走らせるレースカーで争われる。
そしてこのSUPER GTが予想外の展開のレースとなる要因でもあり、
人気のレースとなっているのが、2クラスが混走しているという点です。
2クラスが混走!?
SUPER GTの特徴でもあり、世界をみてもなかなかこんなレースはないというのが、
GT500クラスとGT300クラスというスピードや性能が違う2つのクラスが混走してレースが行われるということだ。
この500や300というのは、昔は馬力を表していたようですが、今は性能も上がってきているのであくまでの目安と考えてもよいでしょう。
ストレートスピードも圧倒的に違うマシンが一緒に走り、危ないようにも見受けられるが、そこはさすがのプロドライバー!
レースでは速度が違う車をいかにスムーズにロスなく抜いていけるかが勝てる鍵となっている。
私達観客もそのような場面でレース展開が変わっていく展開を楽しんでいる。
ではGT500とGT300の違いは なんなのかをみていこう。
GT500
GTカー最速とも言えるクラスがこのGT500クラスだ。
ヨーロッパではクラス1規定とも同等レベルであり、近年統一を図っている段階だ。
このGT500クラスには日本を代表する自動車メーカートヨタ、ホンダ、日産が、各メーカーを代表する車両を投入して参戦している。
2020年シーズンは、トヨタは今年発売されたばかりのスープラ、ホンダはNSX、日産はGT-Rといった各メーカーを背負うスポーツカーになる。
ちなみに昨年チャンピオンを取ったトヨタはレクサスとしてLC500のマシンで3シーズン出場しており、今シーズンから久しぶりにトヨタブランドが戻ってきた形だ。
2020年はトヨタから6台、ホンダから5台、日産から4台の計15台でシリーズチャンピオンを決める争いが行われる。
全車両2000ccの4気筒直噴ターボエンジンをフロントに積むGT500は、できるだけイコールコンディションを保とうとしている。
メーカーの威信をかけて争われるため、各メーカーともに毎レース様々な開発が行われており、サーキットによって仕様が異なる部分もある。
GT300
GT300は主にGT3というFIAが定める規定に沿って各メーカーが出しているマシンのクラスになる。
2019年シーズンに出ていた車両は、
アストンマーチン、アウディ、ポルシェ、メルセデス・ベンツ、マクラーレン、ランボルギーニ、そして、レクサス、ホンダ、日産からGT3マシンが出ている。
またGT300には上記に出てきたFIA-GT3とさらに別規定のJAF-GTの2タイプが存在する。
JAF-GT車両としてはプリウスや86やBRZなどといった車両が出ています。
その違いは簡単にだが、
FIA-GT3は自動車メーカーが製作したレーシングカーであって、調整以外の改造は不可でありメーカーが開発をしているためコストは低い。
対してJAF-GTは改造範囲が広く規定がされているため、日々進化をすることが可能であることだ。
GT300は出ている車両が全て異なっている。
車両形状や大きさ、重さ、さらにはエンジンの積まれ方であったり、排気量もバラバラ。
と思いの方。
そうですよね。 そうなりますよね!
そのため、レースではそのような違いを均一にするため運営側が
「BoP」という性能調整が行われ全車両が同じように争えるようにしている。
だからこそ世界のスーパーカーを日本車が抜いていく姿を観ることができるのだ。
まとめ
今回の内容では以下のことだけを覚えて頂きたい!
国内で最も人気のモータースポーツは『SUPER GT』というレース
SUPER GTでは速さの異なるGT500クラスとGT300クラスが混走してレースが行われる
GT500クラスはスピードの遅いGT300をいかに上手くスムーズにロスなく追い越していくかが見どころであり、国内メーカーの威信をかけた国内屈指の争いが行われる。
GT300は世界を代表する自動車メーカーの様々なGT3マシンが集まっており、スーパーカーの祭典の様なレースだ。
日常生活では普段考えられない、プリウスや86,BRZが世界のスーパーカーであるフェラーリやランボルギーニをズバッと抜いていく姿を観ることができる。
以上を踏まえておけば、まずは国内人気モータースポーツであるSUPER GTを知る一歩目としては大丈夫だろう。
このSUPER GTはとっても魅力的で観ている側もとても楽しく面白い競技であるので
(だから観客数も増えている)
ぜひ一度観ていただくことをおすすめします!
またSUPER GTについては奥が深く、知れば知るほど楽しめるレースであるので、
第2弾その2として、別の記事にて詳しく説明していきたい。
ここまで読んで頂きありがとうございました。
ぜひ一度このSUPER GTを生で観て頂き
モータースポーツの魅力にハマってください!